コラム

日本のAmazonプライム会費は米Amazonプライム会費のたったの1/3で賄っている理由。

Amazon プライム会員の特典を日米で比較してみた

Image from https://www.amazon.com

世界で増え続けるAmazonプライム会員

米国シアトルの本社を拠点に成長し続ける世界最大級のeコマースAmazon。2018年4月に発表されたAmazonのannual report(年次報告書)2017年度によると、Amazon Primeの会員数が世界で1億人を突破したと報告されています。

<Amazon’s Annual Report 2017>

Prime – 13 years post-launch, we have exceeded 100 million paid Prime members globally. In 2017 Amazon shipped more than five billion items with Prime worldwide, and more new members joined Prime than in any previous year – both worldwide and in the U.S. Members in the U.S. now receive unlimited free two-day shipping on over 100 million different items. We expanded Prime to Mexico, Singapore, the Netherlands, and Luxembourg, and introduced Business Prime Shipping in the U.S. and Germany. We keep making Prime shipping faster as well, with Prime Free Same-Day and Prime Free One-Day delivery now in more than 8,000 cities and towns. Prime Now is available in more than 50 cities worldwide across nine countries. Prime Day 2017 was our biggest global shopping event ever (until surpassed by Cyber Monday), with more new Prime members joining Prime than any other day in our history.

Source: http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=97664&p=irol-reportsannual

 

<会員数増加の主な要因は以下3つが挙げられています>

  • Amazon Primeのエリアをメキシコ、シンガポール、オランダ、ルクセンブルクにまで拡大
  • アメリカとドイツでBusiness Prime Shippingを開始
  • 「Prime Day 2017」-プライム会員向けビッグセール

筆者は今年でAmazonユーザー歴17年目となりますが、アメリカでPrime会員になったのは2012年と6年前の事です。

Prime会員などといったシステムが出来たのは2005年の2月で、それまでのAmazonのイメージと言えば、新品及び中古の本が安く買えるonline書店という感じでした。

中古のテキスト(教科書)なども安くて豊富な品揃えだった事もあり、アメリカの大学生達の間では、Amazonのサイトからテキストを中古で買うというのが一般的でした。使わなくなったテキストは自分がsellerになって売る事も出来たので、eBayに近い感じでした。

映画やTVドラマのアクセスが出来るようになったのは2011年2月と意外と最近です。

筆者が2012年にPrime会員になった理由は、当時ニューヨークに住んでおり、車の無い生活、初めての妊娠で出産準備用品やベビーベッド、カーシート、ストローラー(バギー)などの大きな買い物が増え、産後は買い物に出かけるのが大変になるとわかっていたからです。

プライムの最初の年間費用は$79でしたが、2014年に$99に値上がり、今年2018年4月に更に$119まで値上がりました。

それでも増え続けるAmazon Prime会員の秘訣とは?

アメリカに住んだことのある人なら痛いほど経験していると思いますが、アメリカの郵便(USPS)サービスは最低です‼

平気で郵便物は無くすし (または盗まれてる?)、平気で住所間違った家に届けてしまったり、一軒家で不在の場合は家の外の地面に置いていったり、箱が破れて中身がちょい出てるくらいのダメージなんてしょっちゅう。

そんなかんだでAmazonプライムFree 2-Day Shippingは、アメリカっていう巨大な国(カリフォルニア州だけで日本より広い‼)ではかなりハードルが高いのにやってのけちゃうのだから凄い!返品もし放題で商品の品揃いも豊富。

ダイパー(オムツ)も定期購入を設定しちゃえばかなりお得に買えちゃうので赤ちゃんのいる家庭ではかなり助かります。また、昨年オーガニックフードを豊富に取り揃えているWholeFoodsを買収した事により、Amazon Freshのユーザーも増えています。

Amazonのサイト一つで家族全員の買い物が1-clickでできちゃうのですから、カスタマー満足度No.1に輝き続けるわけです。

日本のAmazonプライムは入る価値あり?

では、日本のAmazonプライム会員も増え続けているのでしょうか。

 

日本のAmazonプライム会員数の開示はないものの、2017年度のannual reportによると、2015年から2017年にかけて売上高が$8,264 millions-> $10,797M-> $11,907Mと徐々に上がってきていることから、少なくともAmazonユーザー数が増加していると考えられます。

<Amazon’s annual report 2017>

Source: http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=97664&p=irol-reportsannual

筆者が実際に日本のAmazonプライム会員になってもうすぐ2年が経つので、アメリカのプライム会員特典と比較しつつ、日本のプライム会員特典のメリット、デメリットをピックしました。

日本のAmazonプライム会員特典のメリット

<日本のAmazonプライム会員特典のメリット>

  1. 会費安い(年間¥3,900税込/月間¥400)
  2. 値段の割にPrimeビデオが充実している

1. 会費が安い!

  • アメリカでは年間費用が$119 (月間$12.99)に比べ、日本ではたったの年間¥3,900税込 (月間¥400税込)

$119を単純に$1.00=100円計算しても11,900円なので、日本の会費はアメリカの1/3以下となります。

日本の会費が安い理由として考えられるのは、日本の国土自体アメリカと比較したらカリフォルニア州以下のサイズなので、同じFree 2-Day Shippingでも輸送費にかかるコストに大きな差がうまれます。

また、アメリカでは何でも平気で返品する習慣がある為、過去に実際に返品されている率などを元に返品輸送費用を計算し、会費に含まれていると考えられます。

2. 値段の割にPrimeビデオが充実している!

  • アメリカのAmazon プライムでは無料で見られないHBOの海外ドラマが見られる!

今、世界中で人気を集めているTVドラマ Game of Thrones(ゲーム・オブ・スローンズ)が追加料金無しで見れます。

アメリカだとプライム会員でも1話ごと($2.99~)か1シーズンごと($28.99~)で購入するか、一週間のトライアルの後月間$14.99を追加で払わないとHBOの番組が見れないので日本のAmazonプライムはかなりお得です。

アメリカのAmazon Primeの場合のHBO番組にかかる追加費用

(Source: https://www.amazon.com)

他にもHBOからはSex and the City(セックス・アンド・ザ・シティ)、 The Wire(ザ・ワイヤー)、The Sopranos(ザ・ソプラノズ)なども見られます。HBO以外ではThe Walking Dead(ウォーキング・デッド)などが日本でも人気ですね。

 

また、日本の人気アニメの種類は豊富で、ドラえもんの映画は新作を含めほぼ全て見れちゃいます!Amazon Primeのお陰で、子供達に古いバージョンと新しいバージョンのドラえもんの映画全てを見せられました、、、。個人的にはやはり古いバージョンの声のドラえもんの方がしっくりきます! 

 

(Source: https://www.amazon.co.jp)

他にも日本の映画やドラマ、Amazonオリジナルの番組などあります。

また、Huluとは違って、途中にCMなどが入らないのもAmazonプライムビデオの良い所です。

日本のAmazonプライム会員特典のデメリット

<日本のAmazonプライム会員特典のデメリット>

  1. 返品送料は基本自己負担
  2. プライム対象の品揃えがイマイチ
  3. Primeビデオの英字幕が無い、キッズの海外映画は吹替版のみがほとんど

1. 返品送料は基本自己負担

間違った商品が届いたり、商品の故障・ダメージでない限り、返品送料自己負担となります。日本では、一度購入した物に対して100%満足でなくても返品する人は非常に少ないです。特にネットで購入した服などは、多少サイズが合わなくても着れる範囲であればキープ、色やイメージがネット上の写真と多少違っても多めに見てしまうケースが多い気がします。

アメリカだと、返品する際に選択する返品理由のチョイスが多く、Amazonが返品送料の負担をしてくれるケースが多いことから簡単に返品が出来てしまいます。商品も翌日にはピックアップしてくれるのでラベルの作成も必要ありません。

2. プライム対象の品揃えがイマイチ

・日本のAmazonは米国のAmazonと比較するとまだまだ商品の品揃いが豊富とは言えません。少額の商品に関しては、2,000円以上の買い物をしないと送料が無料にならない商品が多いです。また、競合他社・楽天の方がAmazonより品揃いが豊富に感じます。ただ、楽天の場合は5,000円以上の買い物をしないと送料無料にならない商品が多いのが難です。

 

3. Primeビデオの英字幕が無い、キッズの海外映画は吹替版のみがほとんど

Primeビデオで海外の映画やドラマを見る際、日本語字幕版や吹替版はありますが、英語の字幕設定は出来ません

英語を勉強したい人で英字幕を見ながら海外映画を見たい人はTVの設定で字幕を出すというチョイスしかありません。また、Disneyジュニアなど見れるのは嬉しいのですが、ほとんどが吹替版になってしまっているので、英語で見慣れている子供達からしたら面白くないです。

まとめ

以上、米Amazonプライム会員特典と比較した日本のAmazonプライム会員特典のメリット、デメリットでした。


Reference:

CNN Tech:http://money.cnn.com/2018/04/28/technology/amazon-prime-timeline/index.html

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