出産・子育て

[出産準備品] ベビーベッドの安全基準と正しい選び方。バシネットとクリブの違い。

ベビーベッドは出産前に用意しなくてはいけないベビーグッズの一つです。

そして、ベビーベッドは赤ちゃんが一日の中で最も長い時間過ごす場所であると同時に事故率が最も高い場所でもあります。

この記事では、①ベビーベッドの安全基準、②ベビーベッドの正しい選び方、 ③バシネットとクリブの違いについてご紹介します。

ただ単純に楽天Amazonなどで売れ筋No.1のベビーベッドを適当に買うのではなく、ベビーベッドの安全基準についてある程度知識を得てからベビーベッド選びをして欲しいです。

ここで紹介する安全基準アメリカ基準となっているので、日本のゆる〜い基準と比較すると厳しいと思われるかもしれませんが、赤ちゃんの安全の為と思って読んでいって下さい。

また、赤ちゃんの正しい寝かせ方なども覚えて行って下さいね!

 

もう臨月で出産直前なのにまだベビーベッド買ってないって人は急いで用意してあげて下さいね‼︎

ベビーベッドの安全基準(米国)

毎年アメリカで米国消費者製品安全委員会(United States Consumer Product Safety Commission=以下CPSC)に報告される新生児のベビーベッドでの事故死の多くが窒息死というのはご存知でしょうか。

バシネットでの窒息死はおよそ2/3、クリブは約1/2との事です。

 

ベビーベッドの安全基準は、赤ちゃんの窒息死を避ける為に必ず守って欲しい事項です。

窒息を避ける為に、以下の注意事項を必ず守って下さい。

◆Crib Rule◆

  1. 硬いマットレスを使う。
  2. マットレスと柵の隙間は指2本以内。
  3. マットレスは平らな状態を維持。
  4. fitted sheetを使用。
  5. ブランケット、枕、ぬいぐるみなどベビーベッドの中に何も置かない。
  6. コードがある物は側に置かない。
  7. 10年以上古いベビーベッドは使わない。
  8. Safety Ruleに基づいた製品を使用。


United States Consumer Product Safety Commission

これらのCrib Ruleは、2011年6月28日にFederal Safety StandardsとしてCPSC設定したものです。

ベビーギフトなどで可愛いぬいぐるみやブランケットをもらったりすると、ベビーベッドの中に入れたくなってしまいがちですが、赤ちゃんが寝る場所には何も置かないのが一番安全なので窒息死のリスクを下げる為にやめましょう。

参考文献: CDC
United States Consumer Product Safety Commission

 

ベビーベッドの安全基準(日本製品)

SGマークとは

日本で売られている製品の安全基準と言えば、この緑と黒のSGマーク

SGマークとは、

SG=Safety Goods(安全な製品)の略です。

SGマークは、製品安全協会が定めるSG基準に適合するものとして認証された製品に表示される安全・安心マークです。SGマーク付き製品の欠陥により人身事故が発生したときは賠償措置が講じられます。

引用元: SG 一般財団法人 製品安全協会

 

このように、SGマークが付いている商品は定められたSG基準に基づいて製品が作られており、もしその認証されたSGマーク付きの製品のせいで事故が起きた際には、1億円を上限として賠償請求する事が可能です。

 

SGマークの設立

SGマークは、1973年10月にその年に施行された「消費生活用製品安全法」に基づき通商産業省の特別認可法人として設立された製品安全協会が、安全を保証するマークとして産み出したものです。

引用元: SG 一般財団法人 製品安全協会

 

SG基準とは

SG基準となる製品目の一つが乳幼児用品です。

乳幼児用品のリストにはベビーカーや抱っこ紐など全部で21分類(2018年9月時点)もあるのですが、ベビーベッドもそのうちの一つです。

乳幼児ベビーベッドのSG基準の詳細を見たい方はコチラ>>PDFファイル参照

 

これらの内容を全て読んで把握するのは非常に手間のかかる作業であり、誰もが面倒臭くて一般顧客がわざわざ検索して読むって事はしないと思います。

ご参考程度に乳幼児ベビーベッドのSG基準の一部を抜粋↓

参考1


乳幼児ベビーベッドのSG基準

このように、SGマーク付きの製品であれば工場の登録をしてSG基準に沿って作られているのでそこそこの安心感を持って購入できるというわけです。

日本でベビーグッズを買う際には、SGマーク付きかどうか確認してから購入するようにして下さいね。ネットで購入する際は要確認!

そして、SGマーク付きのベビーグッズでも何か問題が起きた際にすぐにリコール情報が出るので、そういった情報にも敏感になりましょう。

リコール情報を確認したい方はコチラ>>SG一般財団法人 製品安全協会 リコール情報

PSマークとは

消費生活用製品安全法の特定製品は、PSCマークの表示が義務付けられています。

PSマークは、

特別特定製品

特別特定製品以外の特定製品に分かれます。

ベビーベッドは①の特別特定製品の為、菱型のPSマークとなります。

参考文献: 経済産業省

ベビーベッドの正しい選び方

日本製品を購入する場合

 

アップリカのココネルエアーのベビーベッドは日本で凄く人気で筆者も日本滞在中は数ヶ月使用しました。

 

楽天などで購入する際に商品説明を確認すると思うのですが、安全規格という箇所に製品安全協会乳幼児用ベッドSG合格品の記載があります(以下参照)。

これが中国からとか海外からの安い輸入品の場合はSG合格品の記載が無かったりするので検索する際にはチェックしてみて下さい!

 

商品説明
『コンパクトにたためる』ベビーベッド「ココネル エアー」。
新しくなったマットは、通気性が高く体圧分散もできる「シルキーエアー」を採用。赤ちゃんへのからだの負担を軽減します。
状態 新品・未開封
メーカー アップリカ
安全規格 製品安全協会乳幼児用ベッドSG合格品
サイズ 開/W1041×D737×H950(mm)
閉/W290×D270×H950(mm)
重量 14.9kg
対象月齢 新生児(体重2.5kg)~24カ月まで(体重13kgまで)
上段/新生児(体重2.5kg)~つかまり立ちができる頃(概ね生後5カ月)まで
下段/つかまり立ちができる頃(概ね生後5カ月)~24カ月まで
付属品 収納袋
備考 ベビー布団はミニベッド用(600×900mm)をご使用下さい。

 

アメリカでベビーベッドを購入する場合

 

アメリカでベビーベッドをAmazonなどで購入する際、詳細を見ると以下のような記載がありますので購入する前に確認してみて下さいね。

JPMA Certified to meet or exceed all safety standards set by the CPSC & ASTM

新生児の正しい寝かせ方


United States Consumer Product Safety Commission

新生児の正しい寝かせ方は、仰向けです。

横向きやうつ伏せは絶対にやめて下さい。

但し、医学的理由でドクターからうつぶせ寝をするよう指示がある場合などは除きます。

SIDSとの関係

未だSIDS()の原因は解明されていませんが、SIDSのほとんどのケースが寝ている時に起きているので”crib death“とも言われています。

SIDS=Sudden Infant Death Syndromeとは、1歳未満の元気な赤ちゃんが突然理由もわからず亡くなってしまうケースの事で、アメリカでは毎年およそ1,600人の乳幼児(特に生後6ヶ月未満)がSIDSを理由に亡くなっています。

 

現時点の研究結果ではSIDSのリスクをゼロにする事は不可能ですが、1才未満の赤ちゃんを対象に仰向けの体制(back to sleep)で寝るよう米国小児科学会(American Academy of Pediatrics)が呼びかけてキャンペーンを行った結果、SIDSの発生率が大幅に減少したという報告があげられています。

この事から、1才未満の赤ちゃんに関しては仰向けで寝るようアメリカでも日本でも呼びかけています。

・1才未満の赤ちゃんは必ず仰向けで寝かすこと。

 

注意) 生後2〜3ヶ月頃赤ちゃんが寝返りを始めたら、横向きやうつ伏せに寝ていないか確認し、仰向けに戻してあげましょう。

転倒を避ける為に、気をつけたい事項

赤ちゃんがpush up出来るようになったらすぐにベビーベッドの高さを下げる。

 

バシネットのメリット・デメリット

 Bassinet(バシネット)のメリット

  • 小さいので場所を取らない
  • ポータブル
  • 新生児の抱き上げ、寝かせが楽

バシネットの場合あまりスペースを取らないので、狭い家でも両親が寝る部屋で一緒に寝る事が可能。そして車輪が付いているものであれば、寝室からリビングに簡単に移動できるので、家事をしながら常に赤ちゃんの様子をそばで確認できます。

また、バシネットのサイドの高さが低いので、まだ首のすわっていない新生児を抱き上げる時とバシネットに戻す時の体制が楽にできます。新生児は授乳やオムツ交換の回数が多いので、特に帝王切開したばかりのママには助かります。

 Bassinet(バシネット)のデメリット

  • 使用期間が短い
  • 体重制限あり

バシネットはクリブ(スタンダードのベビーベッドサイズ)と比較して小さい分、使用できる期間が生後3ヶ月くらいと短いです。体重制限も15LBS(6.8KGS)くらいと限られていますので、ビッグベイビーだと生後2ヶ月くらいでもう使えなくなってしまう可能性もあります。

Crib(クリブ)のメリット・デメリット

 

 Crib(クリブ)のメリット

  • 使用期間が長い
  • 幼児用ベッドに変換可能
  • コストパフォーマンス良し

クリブの場合は新生児から幼児まで長く使えるので、コストパフォーマンスが良い。

また、上記のようなConvertible Cribを選べば、ベッドフレームを4通りに変換できます。お子さんの成長に合わせてフレームの取り外しが可能です。

 

 Crib(クリブ)のデメリット

  • 大きいので場所を取る
  • 移動が困難

クリブは幼児まで使えるベッドなので、シングルベッドよりは長さが無いもののバシネットよりも場所を取ります。また、車輪が付いていないので寝室からリビングへの移動はほぼ無理です。

 

ベッドガードは危険!!


朝日新聞デジタル

 

日本では転落防止のベッドガードが売られていますが、対象年齢が生後18ヶ月以上であるにも関わらず、0才児のうちから使用して赤ちゃんが大人のベッドに装着したベッドガードとマットレスの間に挟まって窒息する事故が起きています。

その事故が起きて以来、日本小児科学会が注意を呼びかけていますが、時が経つにつれ忘れられていくのが現状です。

赤ちゃんがベッドから転落しないよう気をつけなくてはいけないですが、一番安全なのは赤ちゃんのベビーベッドを用意してあげる事です。

最初からクリブを買ってあげてもいいし、クリブだと両親の寝室に入れるスペースが無いというのであればバシネットを買って寝かせてあげればベッドガードとマットレスの隙間に挟まって窒息するという危険は避けられます。

尚、最初にお伝えしたCrib Ruleの一つ、「マットレスと柵の隙間は指2本以内。」を思い出して下さい。クリブを買ったからと言って安心してはいけません。マットレスとクリブのベッドフレームがちゃんとピッタリのを選んでいないと指2本以上の隙間ができてしまいますのでサイズの確認は必須です。

 

まとめ

ベビーベッドでの赤ちゃんの窒息事故を避ける為に、アメリカや日本で定められた安全基準をパスしたベビーベッドのみを使用し、8つのCrib Ruleを理解し、1才未満の赤ちゃんは必ず仰向けで寝かせるというルールを守りましょう。

また、バシネットとクリブのどちらを買うか悩んでいる方の為に、バシネットとクリブの違いやそれぞれのメリット・デメリットについても触れました。

そして、ベッドガードの危険性についてもお忘れなく。

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