この記事では、もう着れなくなってしまったけどまだまだ綺麗なベビー服、子供服、マタニティウェア、レディースの服などをまとめて一気に買い取ってくれるアメリカの業者・thredUP(スレッドアップ)を紹介したいと思います。
目次
不要となったベビー服、子供服、マタニティウェアなどをthredUPで買取ってもらう方法。
©️THREDUP
thredUP(スレッドアップ)とは?
thredUPは2009年に設立されたオンライン上のTHRIFT SHOPです。
サンフランシスコの本社を拠点にディストリビューションセンターが米国内にいくつかあります。
今ではベビー服、子供服及びマタニティウェアを含む女性の古着を売買できる世界最大のオンライン市場にまで成長しました。
©️THREDUP
thredUPでは何と35,000ものブランド商品を取り扱っているので、高級ブランドだけでなく、GAP、H&MやForever21などといった筆者のような一般庶民が普段買うようなラインもリストに載っています。
気になる方は、ブランドのリストをご参考下さい→ブランドリスト
周りに妊娠している人やベビーがいれば古着をあげられたりしますが、同じタイミングで同じ地域に必ずしもいるとは限りませんよね。
家の近くに古着をドネーションできるDrop Boxなどがあればささっとそこにドロップオフしてくる事もできますが、筆者のようにニューヨークで車無しの生活の場合、それ自体かなり無謀だったりします。
筆者は、ベビー服のほとんどを会社の同僚や友人に譲る事ができましたが、さすがにマタニティウェアはいくら綺麗でも体型の違いや好みの違いもあるから友人に渡すという訳にもいかず、ある程度着れなくなった服が溜まった時点でthredUPを利用しました。
ベビー服でもこの服は見た目は凄く可愛いけど実際に着せるとなると着脱が大変だったり、気付いたらもう着れなくなっていて結局は1~2回しか着せれなかったなんて経験はないですか?
とにかく見た目が新品のように綺麗であれば微々たる金額ではありますがお金になります。
そして、古着をリサイクルする事で自然と節水・節電にも貢献できます。
一枚のコットン素材のTシャツを作るのになんと2700リットル(約713ガロン)もの水が使われているのはご存知ですか?
この1ガロンの水が約713本分。
そして、TOTOによると1リットルの節水による節電効果は約0.98Whなので、コットン素材のTシャツ一枚をリサイクルする事で約2,548Whの節電効果となります。
明らかに古着感のある服は値段がつかないのですが、売れないと判断された服や小物に対してはそのまま無料でリサイクルされます。
それでは、thredUPの買取の仕組みに付いて解説していきます。
thredUPで買取ってくれるアイテム
買取ってくれる商品
ベビーや子供服は女の子・男の子共に対象となりますが、大人の服や小物に関してはレディースのみが対象となります。
- ベビー服
- 子供服
- マタニティウェア
- レディースの服
- レディースの靴、カバン、小物、ジュエリーなど
- Luxuryブランド
しかし、Men’sの古着に関しては無料で受け取ってリサイクルに回してくれますので、寄付をしたい方は一緒に送っても大丈夫です。
買取対象のブランド
35,000ものブランド商品を取り扱っているので、old navyやGAPなどといったlow-endのブランドからPRADAやLOUIS VUITTONのようなhigh-endのブランド商品まで幅広くカバーしています。
気になる方はこちらをご参考に→ブランドリスト
買取の条件・コンディション
買取の条件は極めてシンプルです。以下の良い例と悪い例をご参考にして下さい。
- 綺麗で洗濯済みであること
- シミ、破れ、ほつれなどが無い状態
- ブランドリストに載っている
- トレンド、5年以内のもの
- エクセレントな状態である
また、以下の物は受け付けられませんのでご注意を。
- 明らかに古着感が出ているもの
例) 色が薄くなっている、縮んでいる、壊れている、汚れ、シミ、ほつれ、臭いなどがある。 - サイズの情報が付いていないもの
- ブランドリストに載っていないもの
thredUPが実際に買い取る時の古着(新品を含む)の割合は大体送られてきた古着の40%くらいと言われています。本人がまだ綺麗と思っていても毛玉が出始めていたりヨレていたりすると値段がつかないのでリサイクルに回されます。
値段がつくと言ってもlow-endの服だと一着20セントくらいから1~3ドルくらいが普通です。
GAPのジャケットで検索した際に実際にthredUPが買取った値段の例が以下となります。
©️THREDUP
男の子の古着だと一着20セント前後くらいから。
©️THREDUP
このように、実際にどのような物がいくらで買い取られているのかを事前に調べられます。
もし、時間や手間を惜しまないのであれば、一着ずつcraigslistやメルカリのような個人売買で売る方がお金にはなりますので、そちらを利用するというのも手です。
売れやすい物とは?
筆者が実際に古着を送って一番高く売れた物は子供のアウター(冬用ジャケット)でした。売った時期もちょうど秋頃でこれから寒くなるというタイミングでしたので、売るタイミングがその季節と一致していると直ぐに売れやすいので高い値段がつきやすいです。
- 新品のように綺麗である(新品であればタグは付けたままの方が良い)
- Seasonに合ったもの
例) ジャケット、セーターなどは秋〜冬の間に高く売れる。 - thredUPのサイト上で”What we want right now“に記載されているもの
- マタニティウェア
- plus-sizeのもの
thredUPのサイトで今何を一番買取たいかという情報が常に出ているのでこういう商品があればこのタイミングでclean outするのもベストです。
©️THREDUP
古着を売ってお金にする方法
作業はシンプルです。
Step1: Order a free kit
Step2: Choose a kit
a) Donate my items(お金はいらないから寄付したい方はコチラを選択)
b) Sell for Cash or Credit(現金にしたい方はコチラを選択)
©️THREDUP
Step3: Acceptance on quality standards
上述の通り、実際にthredUPが受け取っている古着のうち、買取の品質スタンダードに合格している割合はたったの40%です。
その代わり、thredUPで古着を買う場合はそれくらい品質の良い物しか売られていないという事にもなりますので、買い手側からしたらかなり嬉しい事です。
買取の条件にOKであれば、agreeして次に進みます。
Step4: Choose Kit options
©️THREDUP
プロセスを早めたい方は$16.00を買取価格から差し引いて利用する事が可能ですが、ほとんどの収入が減ってしまうのでStandardを選ぶのをオススメします
Step5: Recycle or Return on unaccepted items
©️THREDUP
買取ができない商品に関して無料で全てリサイクルするか、返品して欲しい場合は$10.99を買取価格から差し引いて返品可能。
これも微々たる収入から差し引かれてしまうので、全てリサイクルに回す選択をオススメします。
Step6: Your Delivery Options
もしリサイクルできる箱があればそれに入れてemailで送ってもらったプリペイドのシッピングラベルを印刷して出荷します。
もし古着を入れる箱や丈夫な袋が無ければ、専用のバッグを$1.99で送ってもらい、同じくプリペイドのシッピングラベルを印刷して出荷します。
筆者が利用した時はまだこの専用バッグが無料で送られてきたのですが、現在では$1.99かかってしまうので家にあるもので代用できれば無料で済ませる事が可能です。
©️THREDUP
最後に名前や住所などの情報を入力してKitのオーダーは終了です。
支払い方法の選択
一番簡単で手っ取り早いのがUpfront Payoutです。
もし、ConsignmentアイテムやLuxuryアイテムがある場合は、実際にその物が売れるまでは金額が確定しないので入金までの時間がかかってしまいます。
支払い方法は以下の3つです。
- VISA プリペイドカード
- PayPalアカウント
- thredUPで使えるクレジット
筆者は当時PayPalアカウントをクローズしていたのでVISAのプリペイドカードでの支払いにしました。
Low-endの子供服とマタニティウェアを含むレディースの古着やスカーフなどの小物を1BAG分送って支払われた金額は$21.05でした。
PrepaidCenter.comでactivateしてから使います。
一度activationしたら最初の1年間は費用がかかりませんが、13ヶ月目からメインテナンスfeeがかかってしまうので早目に使い切るのをオススメします。
ドネーション(寄付)・リサイクル方法
お金はいらないからまとめて一気にドネーションしたいという方はMen’sの古着もリサイクルできます。
©️THREDUP
thredUPのサイトで「donate(寄付)」を選ぶと、古着を送る専用のBAGが送られてきますので、古着をいっぱいに詰めたら専用のBAGと一緒に送られてきたプリペイドのシッピングラベルを貼って送るだけです。
©️THREDUP
そして、自分が貢献したいと思うCharityを選ぶと、thredUPが$5.00そのチャリティーに寄付します。
最後に、ドネーションをした証拠となるtaxのレシートを発行してくれます。tax returnをする際に利用できますのでレシートは失くさないように!
最後に
thredUPは、家にあるダンボール箱または送られてきたClean Out専用のバッグに古着や小物を詰めてシッピングラベルを印刷して送るといったシンプルな作業なので、子育てや仕事で忙しい人にはもってこいのリサイクル法なんです。
出荷する際は、USPSのサイトでピックアップのリクエストができるのでわざわざ郵便局に重たい箱をドロップオフする必要もありません。
お金儲けを目的にしているサイトではないので大した金額にはなりませんが、断捨離をしたい人、引っ越し前で荷物の整理をしたい人、リサイクルしたいけど近くにsalvation armyが無い、車が無いので重たい古着を運べないなどといった人達でも気軽に利用できるので、是非トライしてみてはいかがでしょうか。