「トイレトレーニング」は赤ちゃんから幼児の子育ての過程で、第二の難関ステップと言っても過言ではないくらいハードルが高い階段ではないでしょうか。
既に何度か試してみたけども全然おまるに座りたがらないとか、おまるに座っても全然おしっこが出ない、おしっこが出るタイミングを教えてくれずトレーニングパンツに漏らしてしまう、オムツの方が好きなどなど色々悩みは出てきます。
正直トイレトレーニング中は、オムツを子供に履かせている方が断然楽だと思ってしまう事もあるでしょう。
筆者も一人目(男の子)はまぁまぁトイレトレーニングに苦労したので、最短でトイトレを終わらせるにはどのタイミングに始めたのがベストだったのか、始める際に必要な条件は何だったのかを振り返って情報共用したいと思います。
目次
トイレトレーニングを始めるベストなタイミングとはいつ?
トイレトレーニングはいつから?
トイレトレーニングは早くても18ヶ月を過ぎてからというのがアメリカ小児科医の意見ですが、早く始めればいいというわけではありません。
娘は二人目の子育てだったという事もあり、息子の時より早い段階でトイレに興味を持ち始めました。ちょうど1歳半の時におまるでオシッコをしてみたいと言うので何度か挑戦させました。
本人はおまるでオシッコをできると誇らしげになるのですが、まだ膀胱のコントロールが上手くできず、トレーニングパンツに漏らしてしまうアクシデントが多々ありました。
結果、2歳になるまではダイパーを履いてもらうよう説得し、アメリカの幼稚園に入園する2歳半になる直前にダイパーを卒業させました。
では、トイレトレーニングの開始時期は生後18ヶ月以上というのはわかったけども、トイレトレーニングを最短で終わらせるには、一体いつ始めるのがベストなタイミングなのでしょうか。
トイレトレーニングを始めるベストなタイミングとは?
トイレトレーニングを本気で最短で終わらせたいのなら、2歳半〜3歳前半の間くらいがベストと思われます(筆者の2児子育て体験より)。但し、個人差があるのでもう3歳半を過ぎているのにうちの子は遅いのかなと焦らないでいただきたい。
むしろ早く始めた方が長期の戦いになりストレスも溜まりやすいので、1才のうちに始めるよりも2才半〜3才になってから開始した方が効率よく最短でマスターしやすいです。
そして、上記の年齢頃に以下3つの条件が揃ったらトイレトレーニングのベストなタイミングと言えます。
トイレトレーニングに必要な3つの条件
- ママの話している言葉を理解できる。
- トイレに興味がある。
- 膀胱コントロールができる。
条件1: ママの話している言葉を理解できる。
一つ目の条件は、ママの話している言葉を理解できる事です。これはトイレトレーニングには絶対欠かせない条件の一つです。
息子は英語と日本語の環境にいた事もあり、話し始めるのが同月齢の子達と比較して遅かったのを覚えています。
人それぞれ話し始めるタイミングが違いますし、ママが言っている言葉に対して2歳0ヶ月でほぼ100%理解している子もいれば20~30%くらいしか理解していない子もいます。
最初に2歳半〜3歳前半になる頃がトイレトレーニングにベストなタイミングと書きましたが、もしお子さんの理解度がイマイチ怪しいなと思われる方は、もう少し待ってからトライした方が効率良く終わらせる事ができると思われます。
条件2: トイレに興味がある
二つ目の条件は、トイレに興味があるという事です。
大人や大きな子達がトイレでオシッコをするという行為に対して、自分もやってみたいと思う子もいればオムツの方が好きという子もいます。
興味を持たせるためには絵本の読み聞かせは必須です!音付きの物だと遊び感覚で何度も読んでくれるので効果大です。後ほど「トイレトレーニング前の準備・買い物リスト」にて我が家で役に立った物を紹介します。
条件3: 膀胱コントロールができる
3つ目の条件は、膀胱コントロールができる事です。
大体24ヶ月くらいから膀胱コントロールができるようなってくるのですが、これが出来ないと筆者の娘(当時1歳半)のようにトレーニングパンツに漏らしてしまうというハプニングが多々起こってしまいます。
ですから、お子さんにはおまるでオシッコをしたいという気持ちがあっても、膀胱コントロールが出来るようになってからトレーニングを開始しないと長期戦になり、本人も漏らしてしまうアクシデントが続く事でオムツの方がいいとなってしまうので、早くても2才になってからの方が無難です。
また、おしっこの間隔が2時間くらいあるという事も事前に確認しておきましょう。
次に、トイレトレーニングの下準備・買い物リストについてお話しします。
トイレトレーニング前の準備・買い物リスト
トイレトレーニングを始める前に、まずは以下の3つを揃えます。
- おまる
- トレーニングパンツ
- トイレトレーニングの絵本、ビデオ、ご褒美のシールなど
①おまる選び
最近のおまるは本当に種類が豊富で、形も色々あるしキャラクターの種類も豊富です。
男女共通で使えるおまるの他、大人のトイレの上に乗せるタイプの物もあるし、男の子が立ってオシッコをできるタイプの物まであります。
大人のトイレの上に乗せるタイプはトイレのサイズに合った物を買わなくてはいけないのと大人が使う時に便座が汚れるのが嫌なので我が家では使いませんでした。
また、男の子の場合立ってオシッコをさせるか座ってオシッコさせるかは各家庭で意見が違うと思いますが、トイレに座って用を足すという行為を習慣づけるのが目的なので、悩んでいる方へのアドバイスとしてはおまるは座るタイプの物を一つ買えば十分かと思います。
尚、女の子の場合おまるのサイズに関しては男の子程気にしなくて良いのですが、男の子の場合は小さめのおまるだとオシッコが前に飛んでしまうのであまり小さいサイズはお勧めしません。
実際に息子が2才半頃に買ったミッキーのおまるですが、穴が小さめなので1才半から2才前半くらいの子にはちょうど良いサイズですが2才半~3才の男の子には小さすぎてオシッコにはあまり使えず結局2個目のおまるを買う羽目となりました。しかし、代わりに娘が3才になった今でも問題なく使えているので女の子向けです。
2個目に買ったおまるはBABYJORNの一番人気の高いタイプですが、これだと2〜4才くらいの子にちょうど良いくらいの大きさです。前にオシッコが飛び散るというリスクも少ないし性別を問わず使えて掃除も凄く楽なのでとても重宝しました。
②トレーニングパンツ
トレーニングパンツは普通のパンツの形をしていて、自分で簡単に脱いだり履いたりでき、オシッコが万が一漏れてしまっても吸収してくれる優れものです。
色々なキャラクターのものが売っているので、トイレに興味を持たせる第一歩としてパンツ選びからお子さんと一緒にするのも効果的です。
最初から布系のトレーニングパンツを履かせるのはちょっとという方は、パンパースのパンツ型のオムツとかでも良いと思います。最初はアクシデントが多々あるのでパンツを洗う手間が省けますし、漏れても子供に対してプレッシャーを与えなくて済むのでお互いに気が楽です。
アメリカ在住の方はPampersのeasy upsか、HuggiesのPull UPsが定番です。娘は夜寝る時にこのトレーニングパンツを履きますが、Pampersの方が生地が柔らかいのでコチラのタイプを使っています。男の子はトーマスのキャラクターです。コスパもPampersの方が良いので親としても助かります💛
HuggiesのPull UPsはミニーとトイストーリのキャラが半分ずつ入っているのもあったり買う時期でキャラがちょっと変わります。男の子はミッキーかトイストーリです。Huggies(ハギース)の良いところは、パンパースのようにビリビリ破かなくても両サイドがテープなので簡単に外せるところです。
③トイレトレーニングの絵本、ビデオ、ご褒美シールなど
トイレに興味を持たせる為にはこのような音付きのトイトレの本が効果的です。お子さんが好きなキャラクターの絵本を選べば良いと思いますが、女の子版と男の子版に分かれている物もあります。特に音付きの絵本とか結構楽しんでくれたのでお勧めです。
後、しまじろうなどのトイレトレーニングのビデオは娘にはかなり効果ありでした。
公式サイト:こどもちゃれんじ
大体トイレトレーニングを始める数週間〜数ヶ月前から読み聞かせていると自然とトイレに興味を持ってくれる事が多いので、まだ取り組んでいない方は是非トライしてみて下さい!
因みにしまじろうのトイレプログラムはDVDと絵本付きでした。
また、アンパンマンとかお子さんが好きなキャラクターのシールは、トイレに成功した時だけでなくトイレに座って練習してみただけでもご褒美としてあげると結構喜ぶし次も頑張ろうと思ってやってくれます。
プリンセス系が好きな女の子にはこんなシールもあります💝
トイトレを最短で終わらせるコツとは?
最短でトイトレを成功するコツは、最低でも3日〜5日連続で家でトイトレをする事です。
トイトレをする期間を決めたら、この期間は何処にも出かけないくらいの勢いでないとダラダラと長く続いてしまいます。外に買い物に行っている間はオムツを履かせてなんてやっていたらオムツでオシッコを済ませてしまいトイトレの妨げとなります。
息子は2才半からトイトレを始めたものの中々集中してトイトレができず、本人もおまるに座りたがらなかったりしばらく座ってもオシッコが出ないという感じで中々卒業できなかったのですが、年末に旦那さんが5日間有給を取った際に集中してトイトレをやってくれて、無事にオムツを卒業する事ができました!この時息子はちょうど3才0ヶ月でした。
はい、ママの私ではなくパパがやってくれたので本当に感謝です。
娘のトイトレは筆者(ママ)がやりましたが二人目だったし女の子だったから息子の時より遥かに楽でした。(笑)
オマルに座りたがらない息子にはiPadを持たせてミッキーなどの絵本を見せたりしていたようです。何はともあれ5日間もビッチリつきっきりでトイトレができたので永遠に続くかと思われていたトイトレを卒業できました。
人生は「細く長く」とよく耳にしますがトイトレに関しては「太く短く」が効果的です。
一度試してみて全然駄目だと思ったら少し期間を開けてから再挑戦してみると良いです。
まとめ
この記事では、トイトレを始めるベストなタイミング・3つの条件についてお話ししました。
トイレトレーニングに必要な3つの条件
- ママの話している言葉を理解できる。
- トイレに興味がある。
- 膀胱コントロールができる。
次に、トイトレ前の準備・買い物リスト3つについてもお話ししました。
- おまる
- トレーニングパンツ
- トイレトレーニングの絵本、ビデオ、ご褒美のシールなど
そして、最短でトイトレを終わらせるコツは、最低でも3日〜5日連続で家でトイトレをする事でした。
誰も最初からうまくできないのでトイトレに関しては「褒める・褒める・褒める」の姿勢を大切にしてあげて下さい。
後は、周りが2才半でオムツを卒業したから自分の子も2才半で卒業させるとか変な競争をしないこと。他人の子は他人、自分の子と一緒にしないこと。
おしまい。