アメリカ情報

なぜアメリカの切手にはForever Stampsが存在するのか。

アメリカの切手・Forever Stampsについて

アメリカで今では何気なく使われている切手「Forever Stamps(フォーエバー・スタンプ)」ですが、なぜこんなものが作られたのか調査しました。

forever stamps
いつも郵便を送る時にForever Stampsを使っているので、現時点の切手代が一体いくらなのかという事にうとくなります。現在2020年のファーストクラスの切手代がいつの間にか55セントにまで値上がりしていた事を知り驚きました。

筆者がアメリカに移住してから気づいたら10回くらい値上がりを続けてきたので、このForever Stampsがどれだけ重宝しているかわかりません。

Forever Stampsとは?

アメリカの切手・Forever Stampsとは、無期限で使えるファーストクラスの切手の事です

forever stamps

大体20枚以上のバルクで買うのが基本です。切手の絵はアメリカの国旗やシンボルであるThe Liberty Bellなどのデザインからサンタさんのようなクリスマスシーズンの切手など豊富なデザインから選べます。

Forever Stampsが作られたきっかけ

ファーストクラスの切手代は毎年のように数セント値上がりする為、手元にある使い切れなかった切手を利用する際にいちいち1~2セントの切手を追加で購入しないといけないという手間が毎回発生していた事から、郵便局がこのForever Stampsを2007年に導入しました。

最近はメディカルビルなどオンラインで支払いが出来るようになったので、わざわざチェックを郵送して支払うという事がかなり減りましたが、今でもチェック払いしか受け付けてくれないクリニックなどはまだまだあります。

たまたま今週チェックでの支払いがあったので、昔購入してずっと使い切れなくて残っていた切手$0.49に1セントと5セントの切手を合わせて何とか現時点の切手代$0.55になるよう組合せをしてこの古い切手をようやく使い切る事ができスッキリしました!

old stamp
なぜ私が1セントや5セントの切手を持っていたかと言いますと、切手が値上がりする度に不足した切手代として必要だったので持ち合わせていたのです。値段が決まっている切手だと使い切るのは結構至難の業です。

インターナショナルのForever Stamps

2013年にインターナショナル用のファーストクラスのForever Stampsが導入されました。

international forever stamp

この切手の凄いところは、アメリカから日本や他の海外の国に送っても決められた重さまでなら同じ値段で送れるという事です。$1.10で始まり、現在では$1.20で売られています。こちらはバルクでなく切手1枚からでも購入ができます。

普段ファーストクラスの手紙を送る方は、先に買いだめをしといた方がお得という事です。

誰が切手代を決めているのか?

アメリカの切手代が毎年のように上がっていますが、郵便局とは独立している連邦機関・Postal Regulatory Comission(PRC)が切手代を決めています。

2020年は値段が上がらなかったので、現在のCOVID-19による影響も踏まえて2021年には切手代が上がる可能性はありますがどうなるかは現時点で未定。しかし、Forever Stampsを買っておけばいつ切手代が値上がりしても気にしなくて良いのでアメリカ長期在住者はフォーエバースタンプを利用すべきです。

以上、この記事ではアメリカの切手・フォーエバースタンプについてのお話でした。