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アメリカの詐欺事件簿1 Con Artist
Con Artistとは、日本語で詐欺師の意味です。
あなたは、自宅の電話や携帯に知らない番号からかかってきても、すぐに取る派ですか?
それともvoice messageを残していったら重要な電話と認識して後で掛け直す派ですか?
アメリカでは、およそ5人に1人の割合で何らかのfraud(詐欺)にあってお金を騙し取られています。
あなたはそんな詐欺師に騙されない自信はありますか?
詐欺の手口は色々ありますが、今回はアメリカで最も騙されたとレポートの多い手口について紹介したいと思います。
この手口は事前に知っておく事で必ず詐欺だと一発でわかるので、アメリカに住んでいる方は是非知っておいて欲しいです。
アメリカで一番多い詐欺事件
FTC(Federal Trade Commission)に寄せられた270万ものレポート調査によると、2017年にアメリカで騙し取られた総金額は、なんと$328million(日本円で約364億円)にも及びます。
その中でも特に驚いたのが、若い世代である20代の人達が一番騙されており、人数の割合で全体の約40%を占めていました。
また、騙し取られた金額の多さでは70才以上が大半を占めていました。
<参考資料1>
FEDERAL TRADE COMMISSION
今回紹介したいのは、未だ最も騙されやすい詐欺電話の内容です。
IRS Imposer(詐欺師)
IRS(Internal Revenue Service)とは、アメリカ合衆国内国歳入庁の事で、tax returnのファイリングをした人なら誰でも知っていると思います。
IRSを名乗った人が電話をかけてきて、以下のような内容の話をしてきます。
または、
電話に出なかった場合は、留守電に上記のようなメッセージに加えてXXXの番号にかけて下さいと残していくようです。
[Warning!!]
IRSの人は絶対に電話なんてかけてきません!!!!
絶対にその番号にかけ直してはいけません!!!!
もし本当にIRSが連絡してくる場合は、USPS(郵便)のみです!!
参考資料2
Do not return a call from someone claiming to be with the IRS. The real IRS opens communications with a taxpayer only via the U.S. Postal Service.
この手口は最近始まったものではないですが、数年経った今でも未だ騙されている人達が多数なんです。
アメリカ人ですら騙されているのですから、あなたもその一人にならないよう気をつけて下さいね。
おしまい。
References:
FTC(n.d.).Retrieved July 28, 2018, from https://www.consumer.ftc.gov/blog/2018/03/top-frauds-2017
AARP(n.d.).Retrieved July 28, 2018, from https://www.aarp.org/money/scams-fraud/info-2015/scams-and-frauds-to-avoid.html